おでこは脂でベタベタしているのに、唇は乾燥している、という経験はありませんか?こういった体験をしたことがある方は、最近話題の「混合肌」かもしれません。
誰でもなりうる!油断大敵な混合肌
顔の皮膚は、額と鼻筋から成るTゾーンと、目元から頬、あごまでを含むUゾーンの2つに分けられます。Tゾーンは皮脂の分泌が盛んでベタベタしやすく、Uゾーンは乾燥しやすいという特徴を持つため、顔の部位ごとに乾燥やすい場所やベタつきやすい場所があるのは当然のことです。
最近では、そうした特徴が特に際立っている人を混合肌と呼びます。頬の周りは乾燥しているのに額はベタベタという方などが良い例ですね。
再確認!自分はどんな肌?
混合肌への基本的な対策はシンプルで、それは部位ごとの肌に合った対処法をするというものです。では、ベタベタな肌と乾燥した肌への対処法を、それぞれ見ていきましょう。
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カサカサな肌(乾燥肌)
カサカサと肌が乾燥してしまうと、化粧ノリが悪くなるだけでなく、シワやたるみの原因になります。
乾燥を防ぐには紫外線予防はもちろん、表皮の角質を剥がすピーリングで肌の新陳代謝を促すことも有効です。カサカサ肌の場合は油分が足りていないため、クリームなどで補うのも良いでしょう。保湿成分を含む化粧水や美容液を使用するのもオススメです。肌の新陳代謝を向上するために、規則正しい生活も忘れてはいけません。
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ベタベタな肌(脂性肌)
ベタベタした肌のことを脂性肌といいます。どうして肌がベタベタしてしまうのかというと、皮脂といわれるものが原因です。皮脂は毛穴にある皮脂腺から分泌され、皮膚を外からの刺激から守り、水分を肌に留めてくれます。
本来は肌にとってプラスの働きをしてくれる皮脂ですが、肌の乾燥や不規則な生活、油分の多い食事などが積み重なることで必要以上の皮脂が分泌されてしまうのです。
さらに、皮脂が多くなり過ぎると毛穴が詰まり、肌の黒ずみの原因となってしまいます。
では、皮脂の過剰分泌を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?まずやるべきことは生活習慣の見直しです。睡眠時間をしっかり取り、ストレスの無い生活を送るようにしましょう。
食生活の改善も効果的です。肉やバターを多くとりすぎると、より多くの皮脂を生産してしまいます。魚や野菜をバランスよくとることで、皮脂の過剰分泌を防ぐことが出来るので、いろいろな種類の食品を食べるようにしましょう。
また、Tゾーンに現れがちなのが、表面はベタベタしているのに中は乾燥しているインナードライな肌(乾燥脂性肌)というものです。これは乾燥を原因とした脂性肌である場合が多く、一見しただけでは普通の脂性肌と区別がつきません。
なので、肌がべたついている場合は、まず肌に潤いを与えて乾燥対策をするとよいでしょう。ビタミンC誘導体やセラミドを含む化粧水と美容液で保湿をしながら生活改善をすることが、脂性肌を治す最短経路です。
2つの対処法で共通していることは、「規則正しい生活をする」ということなのに気づきましたか?やはり、「美しい肌は健康な身体から」ということですね。